長年のアレルギーによって生活能力が低下しており、また化学物質過敏症を診療科としている地元医療機関はないため、遠方の医療機関を定期的に通院していたが継続できず、体調不良時に地元医療機関を受診して治療する対処療法で、改善できないまま推移していました。地元情報誌をみて障害年金のことを知り無料相談の申込を受けた。
初診日が特定できず適用する障害年金制度が特定できなかった。しかし、現在の症状と生活状況からは障害年金受給の可能性はありと思われた。
本人は過去に受診した医療機関の領収書及びお薬手帳を保管していたので、医療機関の中から化学物質過敏症と診断した医療機関とその前に受診した医療機関の傷病と因果関係を検討した上で、初診日を特定した。また、現在当該傷病の症状を診断書に適正に反映していただける医療機関を探して本人から受診してもらい診断書の作成を依頼した。障害認定日及び現在の診断書とも県外の医療機関で本人から複数回通院してもらうなど、あきらめずに協力していただいた結果、障害年金の請求ができたと思います。
5年遡及の障害厚生年金2級を受給し、年金額112万円を受給できた。